2007年 01月 19日
『大川の水』 |
なにやら当てられてから、淡々と時間が過ぎる‥‥
これじゃいかんので、メイメイワールドの一角で
1,2を争うつまらなさの「読書」カテゴリを引っ張り出してみました
本好きな人は読み進んでくださいw
朗読で自由課題の発表があったので
芥川龍之介の「大川の水」という習作を選びました
19歳の時に書いたものだそうです
あらすじは
生まれ育った下町に流れる大川(隅田川の昔の俗称)を
進学とともに離れた今でも愛し、たまに眺めに散歩に行く
大川の水は、暮らす人々、風情や時代が移り変わっても
懐かしい記憶や、初心を思い出させてくれる
愛すべき水だと言うことを
「私」という一人称で淡々と綴っている、たった6ページの短編です
この「私」という主人公、初見の印象からは
本人の経験を描いたエッセイのようにみえますが
芥川自身の経歴からわずかな食い違いが見て取れます
しかし下町に育った事は事実で、彼の原風景である「大川の水」が
19歳の芥川らしい感受性で描かれたバーチャルな「望郷」の感情
もしかしたら本音で、もしかしたら作り話
このどっちつかずの若いあやしさと、昔から延々と流れ続ける大川の水
なかなか読み手に深読みをさせる隠れた名作なのかもしれません
これを朗読で読んだ後、先生から
「渋いの選びましたね‥‥」というコメントをいただきました
自分の中の評価は★3つだぜ!
今年もゴーイングマイウェイ
(角川文庫 芥川龍之介『羅生門・鼻・芋粥』)参考
これじゃいかんので、メイメイワールドの一角で
1,2を争うつまらなさの「読書」カテゴリを引っ張り出してみました
本好きな人は読み進んでくださいw
朗読で自由課題の発表があったので
芥川龍之介の「大川の水」という習作を選びました
19歳の時に書いたものだそうです
あらすじは
生まれ育った下町に流れる大川(隅田川の昔の俗称)を
進学とともに離れた今でも愛し、たまに眺めに散歩に行く
大川の水は、暮らす人々、風情や時代が移り変わっても
懐かしい記憶や、初心を思い出させてくれる
愛すべき水だと言うことを
「私」という一人称で淡々と綴っている、たった6ページの短編です
この「私」という主人公、初見の印象からは
本人の経験を描いたエッセイのようにみえますが
芥川自身の経歴からわずかな食い違いが見て取れます
しかし下町に育った事は事実で、彼の原風景である「大川の水」が
19歳の芥川らしい感受性で描かれたバーチャルな「望郷」の感情
もしかしたら本音で、もしかしたら作り話
このどっちつかずの若いあやしさと、昔から延々と流れ続ける大川の水
なかなか読み手に深読みをさせる隠れた名作なのかもしれません
これを朗読で読んだ後、先生から
「渋いの選びましたね‥‥」というコメントをいただきました
自分の中の評価は★3つだぜ!
今年もゴーイングマイウェイ
(角川文庫 芥川龍之介『羅生門・鼻・芋粥』)参考
by smeimei
| 2007-01-19 14:54
| 読書